R/C Bike
いまではほとんど見られなくなったR/Cのバイクです。
信じがたいかも知れませんが、補助輪もなく完全に2輪で走行します。
ですから、止まるとコケます(笑)
型番は忘れましたが、京商製であることは間違いありません。
全景1
ライダーの頭部が無いのはご愛敬です(^_^;)
専用のスタンドに立ててあります。
カウリング横にあるピアノ線は、転倒時のキズを防ぐ以外にも、
傾いた状況から手を添えずに自立させるためにも必要なものです。
(スピンターンしながら立っていくんです)
全景2
ライダー足下から出ているのは受信機のアンテナです。
本当はライダーの腹の部分に穴があり、アンテナ線を
その中に挿入します。
このバイクは2chで、スピードコントロールは専用のアンプです。
本当はばらして撮影しても良かったんですが、ちょっと時間が
無かったもので…。(^_^;)
後ろから見るの図
こんな感じです。
タイヤは本物と同様にスリックタイヤで、カーブしている時にグリップが
最大となるようなカットになっています。
後輪のスプロケータ付近
写真の部分に見られるスプロケータは純正の樹脂製のものとは異なり、
金属製のオプションを使用しています。
また、スプロケータの歯数も違うものがあって、
加速重視型、速度重視型と分かれていました。
チェーンは実車と同様な形のチェーンであり、スケール感は
なかなかのものがあります。
バッテリーの実装状況
バッテリーは本体の一番下にあり、重心を低く保つように
考慮されています。
このバッテリーは、モーターと受信機で共用の為、
止まる直前になるとノーコンになります(笑)
リアサスの沈み具合
オイルダンパー周りにコイルスプリングが付くという本物に近い構成です。
モノショック式コイルサスペンションです。
サスの堅さは中に入れるオイルの粘度で調整できます。(当然か…)
ハンドルの切れ具合
ハンドルは実は固定されておらず、かといってサーボに接続されているのでもありません。
そう、「グラグラ」した状態なんですね。
ではどうやってハンドルを切っているか?
上の画像を良くご覧下さい。
フロントのフォークがわずかに左右に傾いているのが見て取れると思います。
そう、ちょうどヘッドライトのあるあたり(上の写真には実際にはありませんが…)が
軸となり振り子のように動くのです。
その傾きによってタイヤが自動的に向きを変えハンドルが切れるのです。
これは、「S.D.S.S機能」という独自のステアリングシステムのようです。
確かに、ライダーがハングオンして重心移動とともにハンドルを切る(ハンドルは固定)という
ものもありましたが、こちらの方が小回りが利きそうではあります。
1997/05/19